TOIN BASE Mとあれこれ話その5 ギターパンダ2days / 堀田倫代(CRUNCH)/かわらかの

ギターパンダ Toin Base M 2days観てきました。2026年3月28日と30日。
新曲多め。MC少なめ。速い展開。圧倒的なエネルギー。ライブ定番曲「見てみぬふりをしていたので」や「とばせロック」などはもう、天国から清志郎が降臨して一緒に歌っているとすら感じました。
二日とも「中庭のヘビイチゴ」が本編ラストの曲。オリジナル録音に比べて中盤のギターソロが激しくなって、より胸に迫る演奏。沖縄のミュージシャン、キンジョウマサ樹がオリジナルのこの曲は、周囲の偏見に負けて、仲の良かった幼なじみを避けるようになってしまった後悔を歌ったもの。
社会情勢に対する怒りを感じさせるような怒涛のセットリストの最後にこの曲を持ってきた、その意図はわかりませんが。
政治が悪い、社会が悪い、いろいろ思うけれど、国家間の争い、人種差別、虐め、マイノリティ差別、そういった全ての根っこは誰の心にもある、偏見の芽なのかもしれない。そう思いました。
RCサクセションと清志郎原理主義を今、一番色濃く体現しているロックスターは、甲本ヒロトでも三宅伸治でもなく、ギターパンダこと山川ノリヲさんです。
山川さんは自身のバンドDEEP & BITESでメジャー・デビュー、忌野清志郎 & 2・3'S参加(今もニーサンズのみで活動中)。それ以前には、地元の先輩だった甲本ヒロトとザ・コーツとして活動し、ザ・ブルーハーツの初期曲の原型を作ったり、真島昌利のソロ・アルバム、ツアーにも参加されています。
そんな山川さんがザ・コーツ時代を語った「クイックジャパン」の記事があります。ザ・ブルーハーツ結成前にヒロトさんは、「大人が子供に対してちゃんとしていない」ということに凄く憤っていたと。その思いが「僕たちを 縛り付けて 独りぼっちにさせようとした すべての大人に感謝します」という例の言葉につながるし、「ロックはがきんちょを騙す詐欺師だ」みたいな発言に繋がっているのだろうし、THE BLUE HEARTSの初期曲は、ほとんどがひきこもりや不登校といった児童思春期の問題について歌っているのでは。山川さんやヒロトさんも尊敬する、忌野清志郎のいくつかの曲も。
子どもを大切にできない社会に持続可能性はない。 あ、新作Tシャツ買ったときに伺ったのですが、山川さん、今、新譜をレコーディング中だそうです。
3月27日は、名古屋は、鶴舞KDハポンに。Toin Base Mの店員で、山川さんも称賛したスリー・ピース・バンドCRUNCHのギタリスト堀田倫代(ほったのりよ)さんのソロ・パフォーマンスを観に。ギターと、趣のあるお店のピアノでの演奏。会場が息を吞んだように静まり返っていました。言葉よりも動画がフルで挙がっています。観てください。
公園の前の橋で渋滞していて30分以上足止めを食らったけど、数百メートル離れていても、彼女の歌声が届いてきた。とんでもない声量。スタジアムでもいけるんじゃないか。
TOIN BASEMは、名古屋から近鉄/JRで急行/快速で約20分の三重県の桑名へ。隣接する三岐鉄道北勢線「西桑名」駅から「穴太(あのう)」下車。南へ徒歩8分。音が良い店。スパゲティとかピザとかも食べられます。
2024年7月に桑名から隣町の東員町に移転。原田真二、ファンキー末吉(爆風スランプ)、ギターパンダ(DEEP & BITES、忌野清志郎 & 2・3'S等)、ワタナベマモル(グレイトリッチーズ)といったロック・レジェンドや、坂田明のようなジャズの重鎮など、素晴らしいミュージシャンが日々出演しています。
5月30日/31日には、かわらかのさんも出演。10名以上のミュージシャンが出演する「蛍フェス」が開催されます。
